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JIS T 8118対応作業服の選び方|購買担当者が確認したい7つのポイント
「会社からJIS静電対応の作業服を選ぶように言われたが、何を基準に選べばいいかわからない」
「JIS T 8118対応と書いてあれば、どの商品を選んでも同じ?」
「上着だけJIS静電対応にすればいい?」
企業の作業服を選定する購買担当者・総務担当者の方にとって、JIS T 8118対応作業服は少しわかりにくい分野ではないでしょうか。JIS T 8118は、作業服への静電気帯電によって発生する災害や障害を防止するための「静電気帯電防止作業服」に関する日本産業規格です。
しかし、作業服選びで大切なのは「JIS T 8118対応」という表示だけを見ることではありません。実際の作業環境、上下の組み合わせ、靴、着用方法、機能性などを含めて総合的に選定することが重要です。
この記事では、企業の購買担当者・制服選定担当者の方に向けて、JIS T 8118対応作業服を選ぶ際に確認したい7つのポイントをわかりやすく解説します。
そもそもJIS T 8118とは?
JIS T 8118とは、「静電気帯電防止作業服」について定めた日本産業規格です。作業服の静電気帯電によって発生する災害や障害を防止することを目的としており、帯電防止性能を持つ生地を使用して縫製された、上衣 、ズボン 、つなぎ服 、防寒服などが対象となります。
工場などの作業現場では、衣服の摩擦や着脱などによって静電気が発生することがあります。特に可燃性ガス・蒸気・溶剤・粉じんなどを扱う環境では、静電気放電が着火源となる可能性があります。そのため、作業環境によっては適切な静電気帯電防止作業服を選定することが重要になります。
JIS T 8118対応作業服を選ぶ7つのポイント
1.まず「なぜ静電気対策が必要なのか」を確認する
作業服を選ぶ前に最も重要なのが、「自社では、なぜ静電気対策が必要なのか?」を確認することです。
例えば、
- 可燃性ガスを扱っている
- 有機溶剤を扱っている
- 塗装工程がある
- 粉体を扱っている
- 電子部品を扱っている
- 精密機器を製造している
- 取引先からJIS T 8118対応を指定されている
- 社内安全基準で指定されている
など、静電気対策が必要になる理由は企業によって異なります。
ここを整理せずに「とりあえず静電服を選ぶ」のではなく、まず作業内容とリスクを確認することが大切です。
2.「帯電防止」と「JIS T 8118適合」を混同しない
作業服のカタログを見ると、「帯電防止」「制電素材」「静電気防止」「JIS T 8118適合」など、似た表現が掲載されていることがあります。購買担当者として注意したいのは、これらをすべて同じ意味だと思わないことです。例えば「帯電防止素材を使用している」という説明だけで、必ずしも自社が求めている規格・条件を満たしているとは限りません。
会社の安全基準や取引先から「JIS T 8118適合品」と指定されている場合には、メーカーのカタログ・仕様書などを確認し、JIS T 8118への適合を確認したうえで商品を選定しましょう。
3.上着だけではなく「上下」で考える
意外と見落とされやすいのが、上下の組み合わせです。例えば、「上着はJIS T 8118対応だけれど、ズボンは別の商品」という選定をしてしまうケースです。
静電気対策は、作業者が実際にどのような状態で作業するのかを考える必要があります。そのため、「上着が対応しているから大丈夫」と単純に判断するのではなく、上下を含めた作業服全体として選定することが重要です。
特にユニフォームのリニューアル時には、既存のズボンをそのまま使用して上着だけ変更するケースもあるため注意しましょう。
4.作業服だけではなく「静電靴・床・設備」まで考える
JIS T 8118対応作業服を着用すれば、それだけですべての静電気リスクが解決するわけではありません。
作業者に発生した電気を適切に逃がすためには、作業環境に応じて、
静電気帯電防止作業服 、静電靴 、床 、手袋 、設備の接地
などを含めた総合的な静電気対策が必要になる場合があります。
特に「静電気を逃がす」という考え方では、作業服だけを見るのではなく、人体から床までの流れを考えることが重要です。そのため購買担当者だけで判断するのではなく、必要に応じて安全管理担当者や現場責任者と相談しながら選定することをおすすめします。
5.正しいサイズと着用方法を考える
性能のある作業服でも、正しく着用されていなければ適切な静電気対策につながりません。
例えば、
- ファスナーを開けたまま作業する
- ボタンを外して着用する
- 袖を大きくまくる
- 規定外の衣類を重ねて着用する
- 作業中に作業服を脱ぐ
といった着用方法には注意が必要です。
そのため商品選定時には、規格だけではなく「従業員が正しく着用しやすい作業服か」という視点も重要です。特に夏場は暑さから前ファスナーを開けてしまうことも考えられるため、通気性や吸汗速乾性など、快適性も含めて検討するとよいでしょう。
6.仕事内容に合った機能性を選ぶ
IS T 8118対応という条件を満たしたうえで、実際の仕事内容に必要な機能を選びます。
例えば、
動きの多い現場
ストレッチ性や立体裁断など、動きやすさを重視します。
暑い工場・倉庫
通気性、吸汗速乾性、軽量性などを確認します。
屋外作業
防寒性、防風性、撥水性なども検討します。
汚れやすい現場
洗濯耐久性や防汚性なども重要です。
女性従業員が多い職場
女性専用シルエットや豊富なサイズ展開があるかも確認します。
安全性能だけで作業服を選んでしまうと、実際に着用する従業員から「暑い」「動きにくい」「サイズが合わない」といった不満が出ることがあります。安全性と働きやすさの両方を考えることが重要です。
7.「長期間運用できる商品か」まで確認する
企業ユニフォームは、一度導入すれば終わりではありません。新入社員への支給、サイズ交換、破損による追加購入など、数年間にわたって追加発注するケースが一般的です。
そのため、
- メーカーの定番商品か
- サイズ展開は十分か
- 男女ともに対応できるか
- 追加発注しやすいか
- 廃盤の可能性はないか
- 在庫供給が安定しているか
なども確認しておきたいポイントです。
例えば数百名規模の企業でユニフォームを導入したあと、商品が廃番になってしまうと、既存社員と新入社員でユニフォームが異なるといった問題が発生する可能性があります。「導入時の価格」だけではなく、「3年後・5年後まで運用しやすいか」という視点で商品を選定することが、企業ユニフォームでは重要です。
購買担当者向け|JIS静電作業服の選定チェックリスト
商品を選定するときは、次の項目を確認してみてください。
- □ 自社で静電気対策が必要な理由を把握している
- □ JIS T 8118への適合を確認している
- □ 上着だけではなく上下の組み合わせを確認している
- □ 静電靴など他の静電気対策との組み合わせを確認している
- □ 現場で正しく着用できる商品になっている
- □ 作業内容に必要な機能性がある
- □ 男女・幅広いサイズに対応できる
- □ 夏・冬を含めた年間の運用を考えている
- □ 追加発注しやすい商品を選んでいる
- □ 長期間継続して使用できるか確認している
このように、JIS T 8118対応作業服は「規格に対応しているか」だけではなく、実際の運用まで考えて選定することが重要です。
よくある質問

Q.JIS T 8118対応と書いてあれば、どの商品を選んでも同じですか?
いいえ。JIS T 8118への適合という条件が同じでも、ストレッチ性、通気性、生地の厚み、耐久性、デザイン、サイズ展開などは商品によって異なります。実際の作業環境や従業員の働き方に合わせて選定することが重要です。
Q.上着だけJIS T 8118対応にすれば大丈夫ですか?
上着だけで判断するのではなく、実際に着用する上下の組み合わせを含めて検討することが重要です。また、作業環境によっては静電靴や床などを含めた総合的な静電気対策が必要になります。
Q.静電靴も必要ですか?
作業環境によって異なります。人体に発生した電気を適切に逃がすためには、帯電防止作業服だけでなく、静電靴や導電性のある床などを組み合わせた対策が必要になる場合があります。自社の作業環境や安全基準を確認したうえで判断しましょう。
Q.インナーは何を着ても大丈夫ですか?
インナーだけを切り離して考えるのではなく、作業服・靴・床などを含めた静電気対策全体として判断する必要があります。特に静電気リスクの高い環境では、自己判断せず、社内の安全管理基準や作業環境に応じて適切な着用方法を決めることが重要です。
Q.JIS T 8118対応作業服は洗濯しても性能は維持されますか?
商品によって素材や仕様、取扱方法が異なるため、メーカーが指定する洗濯・取扱方法を確認することが重要です。企業でクリーニングや工業洗濯を行う場合には、その洗濯方法に対応できる商品なのかも導入前に確認しておきましょう。
まとめ|JIS静電作業服は「規格+現場+運用」で選ぶ
IS T 8118対応作業服を選定するときに重要なのは、「JIS対応の商品なら何でもいい」と考えないことです。まず、「なぜ自社では静電気対策が必要なのか」を明確にします。
そのうえで、
「JIS T 8118への適合」
「上下の組み合わせ」
「静電靴や床との組み合わせ」
「作業内容」
「着心地」
「年間運用」
「追加発注のしやすさ」
まで考えて選定することが大切です。
企業ユニフォームは、毎日従業員が着用する「仕事の道具」の一つです。安全基準を満たすことはもちろん、従業員が快適に働けること、企業として長期間安定して運用できることまで含めて選ぶことが、ユニフォーム選定では重要になります。
JIS T 8118対応作業服の選定でお困りの企業様へ
アーバンユニフォームでは、単に商品カタログの中から作業服を選ぶだけではなく、
「どのような作業環境なのか」
「現在どのような作業服を使用しているのか」
「従業員が感じている不満は何か」
「どのような機能が必要なのか」
などを確認しながら、企業ごとの使用環境に合わせたユニフォーム選定をご提案しています。JIS T 8118対応作業服への切り替えや、現在使用している作業服の見直しをご検討の場合は、お気軽にご相談ください。
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どうぞお気軽にお問い合わせください。
内容の確認後、担当者よりご連絡させていただきます。
